結束バンド・結束タイには様々な種類がある

結束バンドはケーブルを束ねたり、識別するためのバンドで、結束タイともいわれます。

この結束バンドにはいくつか種類があり、それぞれの用途に応じて使い分けられるようになっています。まず、ねじ止め結束バンドという種類のバンドがあります。ねじ止めができるようになっているこの結束バンドは、ねじで固定することができるため、パネルや壁や天井などにケーブルを固定する際に使用されます。ヘッド部分が曲げやすくなっているので、難しい作業のバンドを固定してからでも結束ができます。

また、書き込みスペースのある結束タイなどもあり、マーカーペンで必要な情報を書き込んだりラベルを貼ることもできるようになっています。そのため、配線を束ねるということと情報の表示を同時に行うことが可能です。そして、フッ素系樹脂で作られた結束バンドもあります。フッ素系樹脂は樹脂の中でも耐高温性や耐薬品性、耐放射線や耐紫外線などに優れた素材と言われており、屋外環境などで用いる際にも適しています。

さらに、ステンレス製の屋内外使用に適している結束タイもあり、地下などの極めて厳しい条件下での使用に適している結束タイもあり、束ねて固定する力や耐熱性などにも優れているものもあります。このように、こうしたバンドには様々な種類のものがあり、用途や目的に応じて使い分けられるようになっているのです。そして、こうしたバンドはケーブルを固定して安全に管理するのに適しています。